物流倉庫の選び方!事業者が委託する際に見ておきたいポイントとは

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物流倉庫の選び方!事業者が委託する際に見ておきたいポイントとは

物流倉庫の導入を検討していても、何を規準に選べばよいかわからない場合もあるのではないでしょうか。数多くの物流倉庫の中で、自社に合う倉庫を選ぶのは難しいと考える事業者の方も多いはずです。

この記事では、物流倉庫を選ぶ際のポイントや、事業者が物流倉庫を選ぶ際に対応しておくべきことについて解説します。この記事を読むことで、自社がやるべきことや、物流倉庫を選ぶ際のポイントが明確になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

物流倉庫を選ぶときに押さえておくべきポイント

この見出しでは物流倉庫を選ぶときに押さえたいポイントを6つ紹介しています。自社の商品を保管できる最適な物流倉庫を選択する大きな助けになります。是非参考にしてみてください。

  • 自社商品を保管できるのか
  • 立地・ロケーション
  • 物流倉庫の管理・業務内容
  • 実績・類似商品の取り扱い
  • スタッフの対応
  • コスト

ポイント1:自社商品を保管できるのか

物流倉庫を選ぶ際には、まずは自社商品が適切に保管できる倉庫なのか確認しておきましょう。商品によって、その商品を保管するのに適した環境や倉庫は異なります。例えば、商品によっては、保管に許可証が必要になります。以下が許可証が必要になる商品の例です。

医療機器(コンタクトレンズや体温計など) 高度医療管理機器販売業・貸与業許可証
化粧品 化粧品製造業許可

食品などの取扱いがある場合には、冷蔵倉庫や冷凍倉庫があるのか確認しておきましょう。また、輸入品を取り扱う場合には保税倉庫を利用すると、効率的なフローの構築が可能になります。

ポイント2:立地・ロケーション

物流倉庫を選ぶ際には、とにかく立地が大事です。高速道路や空港、港などに近い利便性が高い立地にある倉庫がおすすめです。料金が安いからと言って郊外に物流倉庫を選んでしまうと、入出庫に余計な時間がかかります。また、配送費や人件費が高くなってしまい、結果的に料金が割高になってしまう可能性があります。

ただし、利便性が高いところや首都圏はやはりコストが高くなる傾向にあります。コストと利便性の両面を考えたうえで、適切な立地を選ぶことが重要になります。

浜松委托運送では関東と関西の中間に位置する浜松市に倉庫を構えているため、どちらの都市の配送にも同じくらいの費用で対応が可能です。

ポイント3:物流倉庫の管理・業務内容

物流倉庫の管理・業務内容は物流品質に直結します。倉庫内での管理が十分ではない場合や、自社に適していない場合にはミスを生み、大きな損害となってしまう場合があるので、徹底的に確認しておく必要があります。

また、物流倉庫のサービス内容についても確認しておきましょう。商品による業務フローを削減できる可能性があります。ここでは、物流倉庫の管理や業務内容に関連するポイントについて解説します。

商品管理の体制や設備

物流倉庫の管理体制や業務内容は、物流倉庫を選ぶ上で重要です。倉庫の管理環境や適切な温度管理、倉庫の整理整頓が出来ているかなどについては、物流倉庫を選ぶ際のチェックポイントになります

特に、在庫管理については必ず確認しておかなければいけません。在庫管理が適切に行われていなければミスに繋がり、お客様からの信頼を失ってしまう可能性があります。入出荷の正確な情報管理や、在庫数の明確化、在庫置き場の把握がなされているかなど、適切な管理体制が確立しているのか確認しておきましょう。

また、どのようなシステムが導入されているのかもチェックしておきましょう。WMSなどの在庫管理システムが活用されている場合、作業の正確性の向上や効率化などがなされている可能性が高いです。浜松委托運送では、独自のWMSを用いて商品管理を行なっています。顧客ごとにWMSをカスタマイズ可能なため、物流品質が向上するだけでなく、お客様の販売方法の幅を広げることも可能です。

商品管理体制は資料でもある程度把握できますが、資料だけで把握できる範囲には限度があります。興味を持った倉庫には一度訪問を行い、倉庫の管理状態について把握するとよいでしょう。

サービス内容

物流倉庫が代行しているサービス内容はさまざまです。自社が求めるサービスがあるのか確認しましょう。例えば、自社の商品がギフト系の商品でラッピングする必要がある場合には、ラッピングの対応をしてくれるような物流会社を選ぶとよいです。本来は自社で行っている業務フローを減らすことができるので、自社の人件費を削ることが可能になります。

物流倉庫の場合、自社で対応していた独自のフローなどがあれば、そういった業務の対応ができるかどうか相談してみるのも良いでしょう

運搬や保管といったメイン業務以外も、自社で行うより、代行してもらう方が効率的でコストを抑えられる場合が多いです。

出荷波動における対応

出荷波動に対して適切な対応が可能なのかどうかについても確認しておきましょう。出荷波動とは、季節やキャンペーンなどによって物流量が大きく変動することです。主にお中元やクリスマス、自社のイベント・セールなどのタイミングで起こります。

物流倉庫を選ぶ際には、出荷波動が大きいタイミングでどこまでの範囲に対応できるのかを確認しておきましょう。対応範囲が不十分だと、出荷が遅延するなどのトラブルに発展する可能性があります。また、出荷波動が大きくなるタイミングはミスが起きやすいタイミングでもあります。人員配置や流通加工の対応についても同時に確認しておくことをおすすめします。

ポイント4:実績・類似商品の取り扱い

自社商品と類似した商品を取り扱っている物流会社であれば、安心して委託することができるでしょう。なぜなら類似商品の取扱いがあるということは、その会社に商品のノウハウがあるということを意味しているからです。

同じ倉庫内で類似した商品を扱っていれば作業者が商品に慣れているので、早く覚えてもらえますし、扱いにも安心感があります。オペレーションが異なる場合もありますが、その場合は自社に合わせたオペレーションに調整できるか確認してみると良いでしょう。

当然ながら物流倉庫会社によって取り扱う商材によって得意、不得意はありますので、食品であれば賞味期限管理、販売期限の実勢や対応、アパレルであればタグやシールの対応、ロックス等々単純に自社の商材に似た商品での取り扱い、システムの取り組みを聞いてみるとより安心感を持てるかと思います。

ポイント5:スタッフの対応

物流倉庫を選ぶ場合には、物流倉庫のスタッフの対応に注目してみましょう。物流倉庫を選ぶ際の判断軸の一つとなるのが物流会社の営業担当者です。営業担当者が自社の意向を理解して、最適な提案をしてくれるかどうかが大事になってきます

また、実際に委託をすることになった場合には、どういったフローで倉庫管理を行うか等についての打ち合わせも行うため、連携の取りやすさもポイントになってきます。営業担当者に物流の知見がある場合、早い段階で課題や難しい部分についての話をすることが出来、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

また、物流倉庫の場合、現場で働くスタッフについて注目してみるのも良いでしょう。スタッフがどんな雰囲気で働いているのかは、その物流倉庫の品質を左右します。

ポイント6:コスト

物流倉庫を委託することで、コストの削減につながることもあります。物流倉庫にかかるコストは下表に示したとおり、基本料金と従量課金に分類されます。

自社で委託する商品量に伴って、コスト削減がどれだけ見込めるのかを正しく見積もっておくと良いでしょう。

基本料金
  • システム使用料
  • 業務管理料
  • 倉庫保管料
従量課金
  • 入庫料
  • 検品料
  • ピッキング料
  • 流通加工・梱包料
  • デバンニング料

また、コスト削減のためには、複数の会社に委託するよりも、1つの会社場所でに一貫して対応を委託するほうがコスト削減の効果があります。

物流倉庫を委託するにあたって事業者が対応したいこと

ここまでは倉庫選びのポイントを紹介してきました。ここからは、選ぶ際の事業者の対応について説明します。事業者の準備次第で、物流倉庫への委託の成功がぐっと近づきます。事業者が行うべきことについて解説します。

自社の課題や委託する目的の整理

物流倉庫を選ぶ際には、自社が抱える課題や委託の目的を整理し、明確にしましょう。課題が明確であれば、物流会社のアプローチが、課題解決や目的達成につながるものであるのかを判断でき、委託先を選ぶための参考になるためです。

また、将来的に事業拡大を考えている場合、その旨を物流会社の担当者に伝えておきましょう。取引量が多くなったときに委託先の物流倉庫で対応できないと、別の倉庫に移転しなければならず、コストがいたずらに発生してしまいます。再度委託先を探さなくて済むように、その倉庫がどこまで対応可能なのか、最大出荷量を確認しておきましょう。

倉庫見学を依頼する

物流倉庫を選ぶ際には、実際に委託先の倉庫を見学してみましょう。実際に倉庫を確認して、荷物を安心して届けられる設備や業務体制が整っているのか確認しておくことが適切な倉庫選びに繋がります。

実際に現地に訪れる際には、以下の項目について確認しておきましょう。

  • システム物品の管理状況
  • 現場スタッフの様子
  • 現場での業務体制など

浜松委托運送でも倉庫の見学は可能です。ご要望の際は担当者にお伝え下さい。

物流倉庫の選び方まとめ

物流倉庫の選び方について解説してきました。物流倉庫はこれらのポイントを確認しながら選ぶことで、自社に適した物流倉庫に委託することが可能になります。物流倉庫の利用により、コストの削減と物流の最適化が実現できるでしょう。

浜松委托運送は、静岡県浜松市に倉庫を構えています。浜松市は関東と関西の中間に位置し、東にも西にも配送しやすい立地となっています。また、入荷から流通加工まで一貫して対応を行っておりますので、お客様の希望に合わせたフローの構築が可能です。物流倉庫を探しているかたは、ぜひ一度浜松委托運送を検討してみてください。

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